タイトル | : Re^5: 国通版のDarkNebulaについて |
記事No | : 898 |
投稿日 | : 2005/04/09(Sat) 06:43 |
投稿者 | : tricle |
話をむしかえすようで申し訳ないのですが、中立勢力に関する国通のQ&Aの回答にどうしても疑問を感じているので。 そもそもワカハゲさんの疑問は、120シリーズでは、 1で敵対、6+で友好、 だったのが、国通版では、 1ー5で友好、6+で敵対 に変わっていたことだったと思います。 しかし国通のQ&Aは、 「サイの目+1するのは、中立勢力ではなく、プレイヤーの艦隊のミサイル戦力ではないですか?」 という問の答えでしかありません。 そして、ここで原文をもちだして、中立勢力のミサイル力で間違いないでしょうと言っているのですが、ここで引用されている文は、120シリーズのルールにはありません。 私も平底の第二版を持っていないので、これが第二版のルールなのか、それともライセンスのときに提供されたルールのものなのか、わかりませんが、引用すると 「Neutral forces may be nagotiated into cooperation. Roll one die, and allow a DM of +1 per 10 missile factors present in the system. A die roll of 6+ indicates a hostile result, and the neutrala will attack」
これで、中立側のミサイル戦力なのは明らかだとしているのですが、はたしてそうなんでしょうか。 文章の流れから、そうみえますが、 Roll one die, and allow a DM of +1 per 10 missile factors present in the system. だけとりだしてみれば、プレイヤーの戦力がその星系に present していれば、と読むのが普通ではないでしょうか。
実は、この部分は、120シリーズでのルールでは、 「Neutral forces may be nagotiated into cooperation. Roll one die, and allow a DM of +1 per 10 missile factors present in the system. A die roll of 6+ indicates a friendly; a roll of 1 indicates a hostile result, and the neutrala will attack」 となっています。 Q&Aで引用されているルールは、このオリジナルの一部分がなくなっているだけなのが気になります。しかし、重要なのは、このオリジナルの流れで読めば、present の主体が、プレイヤーなのは、間違いないということです。 もっとも、ルールを改訂するときに元の文章を利用する、そして混乱を招く、というのは、よくあることなので、今回もそうしたケースで、国通の解釈が正しいのかもしれません。 誤解のないように言ってきますが、私は、GDW原理主義者ではありません。そもそも「DarkNebula」のルールは、「Imperium」のルールを基にしたもので、ルール変換がうまくいっていないところがあるのは、ホビージャパンの和訳の製作者も指摘されていたと覚えています。例えば、もうひとつ問題になっている、B2の建造費用にしても、ルール本文では、一律14としか書かれていないのです。 このように元に不備があるので、むしろ、改良を期待して国通版を買ったのです。 ただ、他にも指摘されている方がいたと思いますが、どこをどう変えたかは明示すべきだとは思いますが。 しかし、今回のケースは、改訂したのではなく、原文どおりだと主張したことで、問題を深刻にしたと思います。 国通が参考にしたルールには、サイの目1ー5で友好と、ちゃんとか書かれているんだろうかと、邪推したくなるくらいです。 もうひとつ指摘したいのは、改訂するなら、プレイをした結果の合理的理由を示してほしいということです。 中立勢力のミサイル戦力が10+になるという可能性が、どれだけあるのか、高くて性能が悪くても改良型の戦艦を造りたくなる可能性があるのか、ルールの字ずらではわからない合理性もあるのです。
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