タイトル | : 【雑感】ライトニング:ミッドウェイ |
記事No | : 835 |
投稿日 | : 2004/10/15(Fri) 18:52 |
投稿者 | : AMI |
先日、TSSさんにお邪魔した際にプレイする機会を得ましたので、レポートをば。
タイトル通り、ミッドウェイ海戦をテーマにした対戦型カードゲームです。日米それぞれ固有のデッキをもち、航空隊およびアクションカードを駆使して、相手の目標カード(正規空母およびミッドウェイ島)の撃滅を目指します。カードはTCGを思わせる上半分に当時の写真を用いたデザインで、ありきたりではありますがプレイ意欲はそそります。
航空隊はこのゲームで唯一の攻撃手段です。山札から引いた航空隊は発進準備で自分の前に並べ、空襲または迎撃に投入されると手札に戻ります。機種に関係なく攻撃にも防御にも使えますが、零戦なら基本能力が1で防空戦時には+3というように、適切な任務に投入することで優れた能力を発揮するようになっています。
空襲は、手番プレイヤーが投入する部隊と目標を指定し、相手が迎撃機を指定して解決に入ります。目標カードは最初からテーブルに配置されていて、特殊カード「目標喪失」による妨害を除いて索敵の要素はありません。 交互にアクションカードをプレイしていき、投入された部隊とアクションカードの攻撃力の合計で上回れば目標を撃破できます。 ここでキモになるのが、アクションカードに3つのカテゴリがあり、同一カテゴリのカードは敵味方合わせて一番最後にプレイされたものだけが効果を発揮するという点です。アイデアとしては面白く、「アップフロント」の十字射撃的な運用もできなくはないのですが、いまいち決定的成功といえる効果は発揮していないようです。
実際にプレイした際の展開ですが、序盤の米軍の奇襲をかわした日本軍は次々に攻撃隊を繰り出して三空母を撃沈、しかし、残ったミッドウェイ島が奮戦して・・・と史実の裏返しに。母艦がやられると搭載機も運命を共にするのですが、航空隊の戦力がすくなくてもアクションカードで補える部分もあるので、戦局は傾くものの逆転の要素もあるといった感じです。
シミュレーション性を求める向きにはイマイチかもしれませんが、合間の息抜きには悪くないゲームかと思います。
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