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タイトル【雑感】Pacific Typhoon
記事No1090
投稿日: 2008/05/12(Mon) 23:22
投稿者AMI < >
参照先http://solger.sakura.ne.jp
みなさん、こんばんわ

GMT社から最近発売されたPacific Typhoonをプレイしたので紹介しておきます。このゲームは旧AH社から発売されていたAtlantic Stormの太平洋戦線版で、テーマは戦争ものですが、ゲームメカニズムはミリタリ不利味付けの付いたトリックテイキングゲームです。

ラウンド事にディーラーが戦場カードを2枚の候補から選び、同時にどの戦闘方法(空戦、艦隊戦、潜水艦戦の3種類とそれらの合計で争う総力戦の4種類)で戦うのかを指定します。
大部分のカードには3種類のスート別の戦力が書いてあります。例えば、戦闘機なら空戦に強く、戦艦なら艦隊戦に強く、空母はその両方で強力です。
プレイヤーは順番に戦力カードや補助カードをプレイしていきます。プレイが一巡したあと、まず、日本軍が勝ったのか、連合軍が勝ったのかを判定し、その後で勝った方の陣営で一番高い戦力を供給したプレイヤーが戦場カードと負けた陣営の部隊カードを分配します。
また、これとは別に多くの部隊カードには実際の戦闘で相手を沈めり、撃破したりしたキラーカードが設定されていて、これをプレイした場合には自動的に相手のカードを除去してその得点を得ることができます。例えば、空母大鳳を沈めた米潜アルバコアやレパルスを沈めた一式陸攻などです。

基本ゲームではプレイヤーには固有の国籍は設定されておらず、ラウンド毎にプレイするカードによって連合軍になったり、日本軍になったりします。
このへんが気になる向きには国籍を分けてプレイするルールや戦場が年代順に登場するルールなども用意されていますが、基本的にシミュレーションゲームではないので、深くこだわっても仕方がないと思います。

ASに比較すると、海戦に詳しくない人でも日本人なら大和やゼロ戦、ミッドウェイ海戦ぐらいはわかるでしょうし、例会の空いた時間などにプレイするにはいいゲームだと思います。

ただし、できればカードは日本語化してほしいですね。ルールブックを切り離して一緒にスリーブに入れるだけでもいいので。早見表と首っ引きになるのはせっかくのカードゲームのテンポを殺してしまいます。