みなさま、こんばんわ

　先日、TSSにお邪魔したときに、「サンファン」をプレイした。いまさら、紹介するまでもない人気ゲームだと思いますが、私は下敷きになっている「プエルトリコ」が嫌いだったので避けていたのでした。
　しかし、さすがに人気ゲームのデザイナーだけあって、単純にボードゲームからカードゲームにプラットフォームを移しただけではなく、不要な部分は簡略化してよいゲームに仕立て直してあると思いました。

　一応、簡単に説明しておくと、植民地に様々な建物、施設を建てて、その収入を運用し、発展させていくゲームです。具体的には各カードが建物を表しており、ゲーム中に機能を発揮する特殊能力と、終了時の勝敗の基準となり勝利得点が設定されています。上手に特殊能力をやりくりし、最終的には勝利条件の高い建物をたくさん建てることが目的です。
　あと、感心したのは、この手のゲームだと、お金とか産物を表すのに専用のチップを用いるケースが多いと思うのですが、このゲームではそれらもカードで表します。風間さんがよくつかっておられる手法なのですが、すっきりしていて私は好きです。

　カードゲームなので、カードにいくらか性能差があり、引きで展開が制限されてしまう場合もあるのですが、プレイ時間が短いのであまり気にしなくて良いのもいいと思います。

　ところで、あまり政治的なことを論じると偉い人に怒られそうですが、このゲーム、明らかに新世界植民地の経営を連想させると思うのですが、向こうの社会では問題にならないのでしょうかね？