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タイトル国通版のDarkNebulaについて
記事No882
投稿日: 2005/03/28(Mon) 00:50
投稿者仮面のゲーマー ワカハゲ
RPGamer9号「ダクネビュラ」購入しました。
GDW版と比較すると、以下の相違点があるようです。
このゲームの大ファンとして見過ごすことができませんので、報告します。

(1)カウンター:アスラン探索艦(EX)3−3−2(国通)→3−3−3(GDW)

(2)カウンター:アスラン降下兵 表側に降下兵マークが無い(裏にはマーク有り)誤植?

(3)チャート:生産コスト表 アスランB2 14(国通)→7(GDW)
ソロマニB2 7(国通)→14(GDW)

(4)チャート:交渉表 サイの目1で敵対、サイの目6+で同盟、交渉側のミサイル力10ごとにサイの目+1(GDW)

(5)惑星爆撃表:42+「サイの目4」撃破(国通)→無力化(GDW)

特に(3)(4)項はゲームのバランスと展開を全く別物にしてしまいます。誤植なのか、改正(改悪)なのでしょうか?
皆さんの感想をお聞かせください。

タイトルRe: 国通版のDarkNebulaについて
記事No883
投稿日: 2005/03/28(Mon) 06:41
投稿者でびるばどー
ワカハゲさん、こんにちは。

RPGamer9号「ダクネビュラ」ですが、相違点は私も確認しました。
とくに(3)の生産コストですが、国通版ではアスランとソロマニのコストが逆になってますね。もとのGDW版でも明らかに間違いと思われるのですが、それを訂正せず今回さらに逆に表記してるのは意味不明です。
いずれにせよこのままではソロマニが圧倒的に有利な展開となるでしょう。

さすが旧HJスタッフに敬意をはらうだけの仕事をしてます・・・

タイトルRe: 国通版のDarkNebulaについて
記事No884
投稿日: 2005/03/28(Mon) 22:05
投稿者TraJan
 仮面のゲーマー ワカハゲさん こんにちは。

 私はまだ現物を見ていないのですが、(2)は誤植で間違いなさそうですね。
 他の4点はよくわかりませんが誤植の可能性が高そうな感じがします。
 ところで、(4)はその記述がないという事ですか?

タイトルRe: 国通版のDarkNebulaについて
記事No885
投稿日: 2005/03/29(Tue) 01:12
投稿者Dash.jp
ヘビーなインペリウムゲーマーのDash.jpです。

> RPGamer9号「ダクネビュラ」購入しました。
 ワカハゲさん、私も購入しました。私は、インペリウムゲーマーでダークネビュラに、こだわりは無いのですが、類似ルールゲームということで、みています。
 改正(誤植?)は書かれたもの以外にもいくつかあります(1980年代のJTASのreprintを見る限り、GDWからErrataは出ていません。The Grenadier誌は未チェックなので確定ではないです)。
(6)  地上戦の防御側の定義が変わっています。収入の項目の友好的な条件との関係が微妙です。
(7) 暗黒星雲ルールのジャンプ技術
(8) 探索艦が破線ジャンプ路を探索した後の取り扱い。
等、他にもあるかもしれません。インペリウム2版のときに比べると、ルール解釈の改訂の程度は、可愛いと思います。

(3)、(4)の感想ですが、
 私は、アスランB2の7ルーは誤植(?)で、7ルーづつ2ターンに分けて支払う(合計14ルー)としてきました。でも、誤植の解釈としては、(3)はありかなと思います。ソロマニのB2は維持値ボーナスだけでハイコスト、低性能で、アスランB2とのコスト、性能の両面でのギャップが大きいためです。
 また(4)はRPGamer版では、1〜5で降伏、6で敵対、中立軍10ミサイル力毎に+1となっているので、これには作意を感じます。砲艦外交の砲が考慮されないのは問題ですが、中立国の戦力が考慮されるのは面白い解釈だと思います。
 どちらのルールも試していないので、善し悪しは分かりません。

 国内だけで通用する確認は、国際通信社に問い合わせるのが1番でしょう。米国での解釈を確認するには、Far Future Enterprisesに問い合わせるのが良いと思います。Marc MillerはFFEで、Classic Travellerのコレクターエディションを発行しています。Dark Nebulaは、シリーズの中のClassic Game 1-6+ Bookに、ルールとユニットリスト、マップが載っています(ルールも含めて内容は1版と同じです)。
 Marc Millerは、今でもImperiumのルール解釈を私に教えてくれる位、親切な人です。Marcのメールアドレスは個人情報の問題があり、を書けないので、FFEのHP(http://www.farfuture.net/)から接触されるのが良いと思います。

以上

タイトルRe: 国通版のDarkNebulaについて
記事No886
投稿日: 2005/04/01(Fri) 21:04
投稿者TraJan
 ワカハゲさん こんにちは。

(1)(2)(5)については訂正が出ましたね。残る(3)(4)についてはアナウンスがありませんから今のところルール改正したと考えるべきでしょうか。

 ところで、以前から不思議に思っていた事ですが、ソロマニって地球連邦信奉者の国家ですよね。なのに何故ビームではなくてミサイル重視なのでしょうか。地球連邦のドクトリンが間違っていたことを認めているのでしょうか。

タイトルRe^2: 国通版のDarkNebulaについて
記事No887
投稿日: 2005/04/02(Sat) 08:10
投稿者ワカハゲ 参上
>  ワカハゲさん こんにちは。

Trajanさん いつもお世話になっております。

> (1)(2)(5)については訂正が出ましたね。残る(3)(4)についてはアナウンスがありませんから今のところルール改正したと考えるべきでしょうか。

(1)(2)(5)の誤植は実は重要なことではないと考えます。
(3)戦艦の建造コストはGDWオリジナルでも多少異論がありますが、国通版よりもはるかに良いと考えます。
(4)中立国との同盟ルールは、国通版では中立軍のミサイル力で妨害されるとしていますが、セットアップルール上、ほとんど修正を受けることがないので、無意味なルールです。

国通は、再販版で勝手にルール変更をした以上、何らかの説明責任があるのではないでしょうか? もし、説明が無い場合、これを誤植と断ぜざるおえないと思います。

>  ところで、以前から不思議に思っていた事ですが、ソロマニって地球連邦信奉者の国家ですよね。なのに何故ビームではなくてミサイル重視なのでしょうか。地球連邦のドクトリンが間違っていたことを認めているのでしょうか。

インペリウムのソロマニはビーム力に優れた艦隊でしたが、ダークネビュラではミサイル力に優れた艦隊となっています。これは扱った時代の相違なんでしょうね。

われわれの間では、プレイバランスは、アスラン側の方が多少難しという評価ですが、皆さんの所ではどのような評価でしょうか?

タイトルRe^3: 国通版のDarkNebulaについて
記事No888
投稿日: 2005/04/02(Sat) 15:47
投稿者AMI@一読者
参照先http://hinoki.sakura.ne.jp/~ami/solger/
ワカハゲ 参上さん、こんにちわ

> 国通は、再販版で勝手にルール変更をした以上、何らかの説明責任があるのではないでしょうか? もし、説明が無い場合、これを誤植と断ぜざるおえないと思います。

 自分は「ダークネビュラ」はプレイしたことがないのと、「信玄上洛」の再版で期待を裏切られたことがあるので(板違いですが改訂版を出すとか言う話も結局うやむやになりましたね)、コメントを控えてましたが、少しくどいと思ったので口を挟ませてもらいます。
 
 国際通信が出版したものはあくまで国際通信バージョンとして受け止めるべきでしょう。オリジナルのバランスの方が優れているなら、そのことを協調すべきであって〜GDW原理主義者としては国通版でプレイするのは気が進まないかもしれませんが、実際にプレイしてのコメントなら説得力も増すと思います〜、直接確認もしないで誤植誤植と騒ぎ立てるだけでは建設的ではないと思います。

 その点ではDash.jpさんのコメントの方が冷静で分析的だと思いました。

タイトルRe^3: 国通版のDarkNebulaについて
記事No889
投稿日: 2005/04/03(Sun) 21:32
投稿者TraJan
ワカハゲさん こんにちは。

(3)(4)についてもQ&Aがあげられました。これによると、国通版はルール変更をしていないとのことです。私の知る限りGDWのダークネビュラは2版があります(120シリーズのものとその後に出された平箱の第2版です)がもしかして国通とワカハゲさんの言っているGDW版が異なっている可能性もあります。ワカハゲさんはどちらの版をお持ちでしょうか。
それから国通のソロマニB2の生産コストの説明は充分に説得力があると思います。この点についてワカハゲさんはどのようにお考えでしょうか。

http://www.kokusaig.co.jp/RPG/

タイトルRe^4: 国通版のDarkNebulaについて
記事No890
投稿日: 2005/04/03(Sun) 23:09
投稿者ワカハゲ 参上
> ワカハゲさん こんにちは。

TraJanさん こんにちは

> (3)(4)についてもQ&Aがあげられました。これによると、国通版はルール変更をしていなとのことです。私の知る限りGDWのダークネビュラは2版があります(120シリーズのものとその後に出された平箱の第2版です)がもしかして国通とワカハゲさんの言っているGDW版が異なっている可能性もあります。ワカハゲさんはどちらの版をお持ちでしょうか。

当方は、普及版のHJ輸入の120シリーズを参照しております。平箱の第二版の存在は、初めて知りました。
日本で第二版の存在を知っておられる方は、少ないのではないでしょうか? WebGrogでも、エラッタは出ていませんし。

> それから国通のソロマニB2の生産コストの説明は充分に説得力があると思います。この点についてワカハゲさんはどのようにお考えでしょうか。

コストパーフォーマンス的には妥当な解釈だと思います。ところで、初版にあった維持コスト半分のルールは第二版では残っているのでしょうか?

> http://www.kokusaig.co.jp/RPG/

国通からの回答も引き出せましたし、この件については、当方としてはこれで満足しておりますので、これで退散させてもらいます。
皆さんどうもありがとうございました。

以後は、別件としてダークネビュラの作戦研究、バリアントなどについて書込みさせていただこうと思っています。

タイトルRe^5: 国通版のDarkNebulaについて
記事No892
投稿日: 2005/04/06(Wed) 21:05
投稿者TraJan
ワカハゲさん こんにちは。

> 当方は、普及版のHJ輸入の120シリーズを参照しております。平箱の第二版の存在は、初めて知りました。
> 日本で第二版の存在を知っておられる方は、少ないのではないでしょうか? WebGrogでも、エラッタは出ていませんし。

私も第2版の存在は知っていますが、中を詳しく見たワケでもありませんので・・・。第2版をお持ちの方は情報提供をお願いします。


> コストパーフォーマンス的には妥当な解釈だと思います。ところで、初版にあった維持コスト半分のルールは第二版では残っているのでしょうか?

これは私も激しく気になります。お持ちの方は情報提供を重ねてお願いします。



> 以後は、別件としてダークネビュラの作戦研究、バリアントなどについて書込みさせていただこうと思っています。

よろしくお願いします。

タイトルRe^5: 国通版のDarkNebulaについて
記事No898
投稿日: 2005/04/09(Sat) 06:43
投稿者tricle
話をむしかえすようで申し訳ないのですが、中立勢力に関する国通のQ&Aの回答にどうしても疑問を感じているので。
そもそもワカハゲさんの疑問は、120シリーズでは、
1で敵対、6+で友好、
だったのが、国通版では、
1ー5で友好、6+で敵対
に変わっていたことだったと思います。
しかし国通のQ&Aは、
「サイの目+1するのは、中立勢力ではなく、プレイヤーの艦隊のミサイル戦力ではないですか?」
という問の答えでしかありません。
そして、ここで原文をもちだして、中立勢力のミサイル力で間違いないでしょうと言っているのですが、ここで引用されている文は、120シリーズのルールにはありません。
私も平底の第二版を持っていないので、これが第二版のルールなのか、それともライセンスのときに提供されたルールのものなのか、わかりませんが、引用すると
「Neutral forces may be nagotiated into cooperation. Roll one die, and allow a DM of +1 per 10 missile factors present in the system. A die roll of 6+ indicates a hostile result, and the neutrala will attack」

これで、中立側のミサイル戦力なのは明らかだとしているのですが、はたしてそうなんでしょうか。
文章の流れから、そうみえますが、
Roll one die, and allow a DM of +1 per 10 missile factors present in the system.
だけとりだしてみれば、プレイヤーの戦力がその星系に present していれば、と読むのが普通ではないでしょうか。

実は、この部分は、120シリーズでのルールでは、
「Neutral forces may be nagotiated into cooperation. Roll one die, and allow a DM of +1 per 10 missile factors present in the system. A die roll of 6+ indicates a friendly; a roll of 1 indicates a hostile result, and the neutrala will attack」
となっています。
Q&Aで引用されているルールは、このオリジナルの一部分がなくなっているだけなのが気になります。しかし、重要なのは、このオリジナルの流れで読めば、present の主体が、プレイヤーなのは、間違いないということです。
もっとも、ルールを改訂するときに元の文章を利用する、そして混乱を招く、というのは、よくあることなので、今回もそうしたケースで、国通の解釈が正しいのかもしれません。
誤解のないように言ってきますが、私は、GDW原理主義者ではありません。そもそも「DarkNebula」のルールは、「Imperium」のルールを基にしたもので、ルール変換がうまくいっていないところがあるのは、ホビージャパンの和訳の製作者も指摘されていたと覚えています。例えば、もうひとつ問題になっている、B2の建造費用にしても、ルール本文では、一律14としか書かれていないのです。
このように元に不備があるので、むしろ、改良を期待して国通版を買ったのです。
ただ、他にも指摘されている方がいたと思いますが、どこをどう変えたかは明示すべきだとは思いますが。
しかし、今回のケースは、改訂したのではなく、原文どおりだと主張したことで、問題を深刻にしたと思います。
国通が参考にしたルールには、サイの目1ー5で友好と、ちゃんとか書かれているんだろうかと、邪推したくなるくらいです。
もうひとつ指摘したいのは、改訂するなら、プレイをした結果の合理的理由を示してほしいということです。
中立勢力のミサイル戦力が10+になるという可能性が、どれだけあるのか、高くて性能が悪くても改良型の戦艦を造りたくなる可能性があるのか、ルールの字ずらではわからない合理性もあるのです。

タイトル手持ちのルールブックには
記事No900
投稿日: 2005/04/09(Sat) 12:17
投稿者バセット
はじめまして。
未プレイながら私も英語版を持っていたので、このやりとりを見て確認してみましたところ、国際通信版と同じ今年か書いていないんですね。表一覧のNEGOTIATION TABLEを見ても、

> 「Neutral forces may be nagotiated into cooperation. Roll one die, and allow a DM of +1 per 10 missile factors present in the system. A die roll of 6+ indicates a hostile result, and the neutrala will attack」

としか書いていないですし、ルールの中立項目を読んでも、「表を参照」トシカ書いていません。ルールのクレジットには1983年とかかれているので、120シリーズとも違うと思います。国際通信が参考にしたのは、こちらのバージョンなのではないでしょうか? 問題は、ダイス目がいくつで友好になるのかという点で、明確ではなかったため、1〜5で友好であると解釈されたことなのでしょうか?

タイトルRe: 手持ちのルールブックには
記事No901
投稿日: 2005/04/15(Fri) 00:00
投稿者tricle
> 未プレイながら私も英語版を持っていたので、このやりとりを見て確認してみましたところ、国際通信版と同じ今年か書いていないんですね。
> 問題は、ダイス目がいくつで友好になるのかという点で、明確ではなかったため、1〜5で友好であると解釈されたことなのでしょうか?

早速の返事ありがとうございました。こちらの返事が遅れて申し訳ありません。
危惧したとおり、この部分のルールは、第二版で変えるつもりなかったのに、校正ミスで、一部脱落してしまった可能性が高いようですね。
もちろん、「サイの目6で敵対」とルールを変えるつもりで、友好の条件を脱落させてしまった可能性もありますが、友好の条件をどうしようとしたのか分らない以上、第一版のルールでやるのが妥当だと思います。
それにしても国通の関係者には、第一版を持っている人いなかったんですかね。
全く蛇足ですが、国通の訳を第一版にあてはめると、中立星系は、ミサイル力が大きい=好戦的で、声をかけてきた帝国に賛同してしまう。ということにでもなるでしょうか。
逆に第二版のルールは、私の解釈では、武力外交には反発して抵抗するようになる。全くありえないわけではないですが・・・